“ケンダイ”という藁蓑をかぶった若者に手桶から祝いの水をかけ、五穀豊穣や商売繁盛などを祈る、江戸時代初期から伝わる上山伝統の民俗行事です。
日時/2025年2月11日(火・祝)10:00~14:00予定
※2025年は時間・コースが例年と多少変更になります。
場所/上山城正門前広場(祈願式)~上山市内(練り歩き)
10:00~ 祈願式(神事)・・・上山城正門前広場
10:30頃 上山城正門前広場
11:00頃~14:00頃 市内練り歩き
<A班>
二日町プラザ~石崎A-1~高松葉山温泉(三木屋参蒼来)~葉山温泉街~河崎温泉(ふじや旅館)~上山市消防本部~上山警察署~ヤマザワ上山店~おーばん上山店~ヨークベニマル上山店(演舞後終了)
<B班>
十日町商店街~新丁商店街~新丁坂下(折り返し)~湯町温泉街~武家屋敷通り~新湯温泉街~二日町地区~JRかみのやま温泉駅前~八日町地区~二日町地区(演舞後終了)
※時間は多少前後します。ご了承ください。
※通行止め
十日町商店街、二日町プラザ前 10:30~11:30
いずれも演舞終了次第解除
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※以下、2024年の内容です。2025年の詳細は決まり次第お知らせいたします
加勢鳥城下地図2024 PDF
〈2024年2月11日限定!加勢鳥グルメ&加勢鳥グッズ〉
・楢下宿名物「納豆あぶり餅」…上山城前にて9:00~限定160本/1本200円
「ばあちゃんずくらぶ」のお母さんたちが、手作りの納豆あぶり餅を販売します。
香ばしい味わいは一度食べるとやみつきです!
・加勢鳥グッズの販売…上山城前にて9:00~販売、その後売り子が加勢鳥と一緒に移動します
Tシャツ、手ぬぐい、缶バッヂ、手作りストラップなど、ぬくもりあふれる商品を販売します。ラインナップは当日のお楽しみ!
・カセ鳥そば、カセ鳥うどん…かみのやま温泉観光案内所前にて10:00~13:00
各100食/500円
上山市商工会青年部による加勢鳥をイメージした限定グルメ!
なくなり次第終了です。お早めにどうぞ!
・火の用心のお札
当日、火の用心のお札を販売しております。
加勢鳥スタッフにお声がけください。
〈加勢鳥の歴史と由来〉
加勢鳥は、五穀豊穣・家運隆盛をもたらす歳神様の来訪行事で、「小正月に遠い土地からやってくる神の声によって一年の豊かさを祝う」という信仰から生まれたと考えられ、「御前カセ」と「町方カセ」が行われていました。
御前カセは、寛永年間に始まり、毎年旧正月の十三日、上山城に昇殿を許された高野村の若衆三人が、御前で加勢鳥を披露。御殿では新しい手桶と柄杓で加勢鳥に水をかけ、酒と銭一貫文でねぎらいました。
一方の町方カセは、十五日、周辺部の各村から集まった若衆が、商家の連なる町中の門々を歩き回り、出迎える町の若衆は裸になって手桶の水を争うようにかけ、町人たちは火伏せや商売繁盛を祈願してご祝儀を出し、酒や切り餅を振舞いました。
〈加勢鳥の楽しみ方〉
・手ぬぐいやタオルを巻く
ケンダイ頭部に新しい手ぬぐいやタオルを巻いて、一年の「家内安全」「商売繁盛」「火の用心」「五穀豊穣を願います」
・祝い水をかける
江戸時代の大火の際、火喰い鳥が空を舞い類焼させたように見えたことから、鳥に水をかける加勢鳥には火伏せの意味が込められています。
水にあやかって水商売の繁盛を願う行事としても大切にされてきました。
町の各商店・旅館では、商売繁盛・家内安全・火の用心を願って加勢鳥に水をかけます。どうぞご参加ください。
・加勢鳥の藁
神の化身である加勢鳥。そのケンダイから抜け落ちた藁は縁起物です。
加勢鳥の藁で女児の髪を結うと、黒髪の豊かな美人になると言われています。
※ケンダイ(加勢鳥)から藁を直接引き抜かないようにお願いいたします。
縁起物の藁は、加勢鳥から“抜け落ちた”藁です。
どうぞお持ち帰りいただき、大切に保管してください。